東京の新築マンションがどんどん狭くなる事情
東京の新築3LDK、54平米。4000万円。
う~ん、どうなんでしょう。
確かに、夫婦と子供の3人だけで暮らすにしても、もうちょっと広いほうが良いかなと思いますし、だからと言って、5000万円代まで予算を増やすわけにもいかないし・・・。
東京で、少子化が進む理由の1つは、住宅問題だと思います。
子供2人~3人を育てようと思ったら、広めのマンションが必要です。でも、広いマンションを買うためのお金なんて、どこにもない。普通の会社勤めでは、子供1人を育てるのが精一杯というところではないでしょうか。
夫婦2人揃って大企業の正社員なら可能かもしれませんが、非正規社員が増える時代に、それもなかなか難しいでしょうし。だからと言って、三丁目の夕日みたいに長屋で暮らすのは嫌ですよね。それが普通の感覚ではないでしょうか。
そういう意味では、多くに労働者が東京からサヨナラして、地方でテレワークをする時代が到来すれば、日本の少子化問題にも明るい兆しが見えるのではないでしょうか。
逆に言えば、脱・東京一極集中が実現できなければ、日本の少子化はさらに深刻になることでしょう。ウサギ小屋と揶揄される狭い自宅で、テレワークさせられるのは避けたいですよね。